硬度から見る「体質に合った」天然水の選び方

ミネラルウォーターを選ぶ指標には水の「硬度」もあります。ミネラルウォーターには成分による分類とは別に硬水と軟水があり、両者は効能はもちろん、その味わいにも大きな違いがあります。軟水は日本人の体質に合っていてクセが少ないことが魅力です。一方で硬水はカルシウムとマグネシウムの含有率が高いため、ミネラルの恩恵を多く受けることができます。これらの成分はもともと日本の土壌には少なく、その点を補ってくれるのが硬水の魅力です。

 

硬水

人体の主なミネラルのうち、カルシウムとマグネシウムの含有率が高く、飲用で不足分を補うことができます。これらの成分を多く含む水は血液サラサラ作用があると言われ動脈硬化予防が期待でき、マグネシウムは便通改善効果もあります。一方で、摂取しすぎるとマグネシウムの刺激によってお腹を壊す可能性もあります。

軟水

味わいにクセがなく、飲みやすいのが魅力です。胃腸への負担や刺激が少なく、吸収されやすいです。採水地によっては糖尿病予防に効果があるバナジウム動脈硬化を予防するケイ素などが含まれるものもあります。デメリットとして、硬水と比べてミネラル分を補給するという観点では劣ります。ただ、カルシウムとマグネシウム以外のミネラルは硬水と変わらないため他に着目すれば必ずしもミネラルが少ないわけではありません。